EDA VASE
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室内空間に植物を飾ることは季節の移ろいを感じさせ、自然環境から切り離された都市空間において、大変貴重なものです。 これまで、長枝を飾るにはたっぷりと水を蓄えることのできる大きな花瓶が必要でした。それは手軽なものとは言えず、趣向性の非常に高いものとなってしまっていました。そして、大きな花瓶と共に必要となるのが、水の蓄えられた花瓶の水換えです。 性別や年齢を問わず生活の中で重たいものを持ち上げることは、あまり心地よいものではありません。このEDA VASEは、こうした水換えの手間を省きながら、より大きな枝を飾ることができるようにと開発されました。 大型の花瓶が塊で担っていた「重量による安定」「長枝の足元を支える」機能を構造によって分散させ、花瓶自体を主張を最小限にしながら、小さな花瓶で水換えを楽にすることに成功したのです。 コンクリート、スチールからなる本体に、高い耐衝撃性を誇るポリカーボネート製の円筒花瓶を組み合わせ、植物の垂直性を意識した形態へと仕立てました。一筆書きのように構成されたスチール部材は、アンティーク調の塗装を施し、防錆性と外観の空間への親和性を高めることに寄与しています。 花や枝を飾る暮らしをはじめたい、手軽に枝を飾りたいといったニーズを掘り起こす商品となり、販売開始以来、大変な好評を得ています。 Red Dot Award: Product Design 2022受賞 TRINUS,Inc.